ペルーの7歳の少年が設立したエコバンク

若い起業家は珍しくない。だが、7歳の少年が銀行を設立したという例は珍しい。2012年に設立された、子どものためのエコバンク「Banco del Estudiante Bartselana」。考案したのはペルーに暮らすJose Adolfo Quisocala Condori君現在は13歳だ
エコバンクは預金者3,000人を超え、提携を求める一流銀行からのアプローチを受けるほどに成長している。


Jose君が銀行設立のアイデアを思いついたのは5、6歳の頃。Jose君がこのアイディアを学校の先生たちに話した時、誰も真面目に聞いてくれなかったという。海外メディアの取材を受けてこう話している。

最初の頃、先生たちは僕の頭がおかしいと思うか、子供にそんなプロジェクトを実行できるはずがないと思うか、どちらかでした。
けれど、校長先生と、クラスのアシスタントの先生だけは理解してくれて、僕をサポートしてくれました。それは幸運でした。
クラスメートたちは、僕がやろうとしていることを馬鹿にして、からかいのネタにしました






「Bartselana Student Bank」は、6年前に地元アレキパ市に設立された。
子供だけが預金者になれる銀行のシステムはこうなっている。
1、預金者は現金でなく、紙やプラスチックなどのリサイクルごみを銀行に持ち込む。
2、銀行がそのごみを提携している地元リサイクル業者に売り、代金を預金者の口座に振り込む。
3、預金者は、自分で設定した目標金額に達するまで口座からお金を引き出せない。

設立の目的は環境を守るため。“預金者”は現金ではなくプラスチックや紙などのリサイクル可能なゴミを銀行に持っていき、提携しているリサイクル業者がゴミを買い取り、その量に応じた金額がそれぞれの口座に振り込まれる仕組み。

2012年から2013年の1年間で、彼の銀行には1トンのリサイクルごみが「預金」された。預金者は彼の学校の生徒200人だった。
ごみがリサイクルされ、そしてお金に変わるこのビジネスを考え出した彼は天才でありこの若さで環境問題に対して行動を起こした実績は素晴らしいものとなった。

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